ケンロビンソン「学校は子供の創造性を殺してしまっている」

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こちらの動画が神田昌典先生のfacebookページで
ご紹介され、話題になっています。

今後の学校教育について非常に重要なことが
話されているビデオです。

その意味を私が大まかに訳してみましたので
ぜひ映像を見ながらお読み下さい。

ケン•ロビンソン 
「パラダイムを変える」

地球上の全ての国が
現在、教育制度の改革を行っている

その理由は2つ

1つめは、

来週の経済すら予測できない
21世紀の経済の中で
どのように彼らが生きていけばいいか
教育するため。

2つ目は文化的な理由

グローバリゼーションの時代に
どうやって自分たちの国の文化を
自分の子供達に継承させるか?

それが課題として教育改革に取り組んでいる。

「問題」

でも問題は
過去にやったことと同じことを
行いながら未来に備えようとしていること。

学校は相変わらず勉強に興味を持てない
子供達を排除している

かつては学校で勉強して、
いい大学にいけばいい仕事にありつけた。

今の子供はそれをもう信じていない。

もちろん学歴はあった方がいいが、
それでいい職につける保証はない。

「公共教育の歴史」

今の教育システムはそもそも産業革命の時代に
つくられたものである。(19世紀につくられた)

元々はお金持ちだけが受けられる教育というものを
税金からお金を出して、全員が教育を受けられると
という仕組みは画期的なものだった。

しかしその教育システムは
アカデミックな人々と、そうでない人々、

賢い人と賢くない人に
2極分化させた。

一部の人はそのシステムで多くの利益を得たが、
大部分の人はそうではない。

「ADHDの問題」

その結果の一つに
現代の疫病、ADHD(注意欠陥多動性障害)がある。

これがその疫病の地図、薬が処方されていいる地域
(アメリカの東海岸に偏っている)。

私はADHDはなんてものは存在しない、とまでは言わない。
(多くの心理学者が「存在する」と言っている。
ただ実際にその有無は議論されている)

現代はかつてないほど、子供にとって
魅力的なものが溢れている時代。

それを学校のつまらない教育に集中
させようというのが無理がある。

それを無理矢理薬を処方して
抑えようとしている。

事実、学校の標準テストが
実施される数が増えるに従って、
ADHDの児童も増えている。

つまりこれは人工的な疫病である。

「芸術が犠牲に」

そして、芸術が
この考え方の犠牲になっている。

芸術とは人間の五感をフルに活用し、
感じるもの

しかし薬をこれらの薬はその感覚を全て遮断する
副作用がある

今の教育とはその「五感」をなくすことに
注力をしている。

その感覚をなくすのではなく、子供達の感覚を
開花させ、才能を揺り起こさなければならない

「今の学校は工場と同じ」

今の教育は工業化のビジネスモデルに大きな
影響を受けている。

つまり学校は工場のようなもの。

例えば始業ベルがあり、分野ごとに別の教室に
移動し、バッジで管理される、年齢ごとに学年を分ける。

なぜ年齢ごとに分けるのか?

人それぞれ向き不向きがあるのに、
それを全て一緒くたにして同じ年齢で
一つのクラスをつくっている。

学校は、全てを「標準化」している。
同じ人間を作り出す為の機関。

それと反対のことを行う必要がある。

それがパラダイムを変える、ということ。

「発散的思考」

そこで重要なのが、
DIVERGENT THINKING
(ディバージェントシンキング 発散的思考)

クリエイティビティ(創造性)とは
独自なオリジナルのアイデアを考えること。

DIVERGENT THINKINGとはそれと近いが
同義語ではない。

それは、一つの問いに対して異なる
複数の可能性や答えを考えること。

例えば、ただのクリップに対して
どれだけの用途を考えることが
できるか?

普通の人は10−15個ぐらいしか思いつかないが、
得意な人は200個思いつく。

この考え方でテストをすると
98%の幼稚園児が天才的なスコアを出す。

しかし、成長し、学校に行くに従って
その柔軟性をなくしてしまう。

人の答えを見ればカンニングと言われる
(実社会ではそれをコラボレーションというのにも
関わらず)

それは先生が悪いのではなく、
教育システムが悪い、
それを破壊する必要がある。

そして、グループの力というものは
重要であり、今後の教育の鍵を握る。

それを一人一人切り離し、比較して
評価することで人間が持っている創造性を
なくしてしまう。

その原因となる社会システム、
教育システムを変えなければならない。

ここまで

*感想*

言われてみれば確かに学校というものは
産業革命時のように、工場で働く為の人間を
育てる機関だと思います。

物事を考えることなく、ただ単純作業のみを行う為に
教育されているのです。

昔はそれでよかったのかもしれませんが、
今の時代、学校の成績がよいだけの人は
実社会で生き残ることはできませんよね。

今後、学校教育はケン•ロビンソンが言うような
大きな変革を迎えることはできるでしょうか?

少子化ですし、受験もどんどん変わっていくでしょう。

そうなるとただの創造性をなくす、詰め込み型の勉強ではなく、

子供の創造性を肯定し、実社会で生きるための実践的な力と、
国際的な感覚を養える、教育にシフトしていく必要がありますね。

他にケンロビンソン卿の日本語字幕がついた動画が
あるのでこちらもご覧下さい。
TEDの動画です。
http://www.ted.com/talks/lang/ja/ken_robinson_says_schools_kill_creativity.html

About ヒルトル フィリップ 太郎

1985年生まれ 東京都出身 旅行好きなドイツ人の父と日本人の芸術家の母の間に生まれ、幼少時はもとより母親の胎内にいるときから世界中を旅する。 小学校時代を香港で過ごし、その後日本に帰国。 国際基督教大学(ICU)で言語学を学ぶ。 大学卒業後は父の国であるドイツに語学を学ぶために1年間留学する。 同時にヨーロッパ11カ国を旅し、様々な人間に出会い、時には 危険な目に遭いながら世界の見聞を広める。 帰国後、将来の目標が定まらずニート化しかけていたところを 平秀信と出会い、その卓越した語学力を買われ、 株式会社インプロビックに入社する。 日本語はもちろん、英語、ドイツ語の3ヶ国語を流暢に操る。 その語学力とインプロビックで日々学んでいるマーケティング 知識を融合し、日々世界中から新しいビジネスアイデアを輸入、 さらに海外のウェブサイト、オフライン広告、キャッチコピー などを徹底的に収集し、それを国内のビジネスに生かすコンテンツの 作成、セミナーの開催を行っている。 趣味は楽器演奏、映画鑑賞、読書、旅行など多岐にわたり 常に幅広い分野からの刺激を受け、そこから新たなビジネス アイデアを生み出している。 夢は、まだ世界に知られていない日本の音楽や映画などの文化を 世界中の多くの人に広めること。