メタボなお腹の広告に隠された秘密のメッセージ

()

質問です。
この広告は、いったい何の広告でしょうか?

この広告、メタボな男性のお腹に
3本の線が入っていて、
それぞれに文章が書かれています。

写真を見る限り、ダイエットの広告です。

では、次に文章を読んでみましょう。
すると、こう書かれています。

一番外側の線:
通勤のバスを少し早めのバス停で降りて
職場まで歩く

2番目の線:
それが週五回、毎日30分以上歩くようになる

一番内側の線:
職場の同僚が、「あれ、いつ新人が入ったっけ?」
と思うようになる

つまりその線は徐々に男性が痩せていくことを意味しているのですが、
3本目の線が見事な「オチ」になっています。

つまり
「別人のように痩せてしまって職場の仲間が自分のことに気付かない」、

という意味ですね。
こちら一体何の広告だと思いますか?

 

ダイエット関連の広告でしょうか?それが違うのです。

広告の下に

“TAKE A SMALL STEP TO GET HEALTHY.”
「健康になるための小さなステップを踏み出そう」

とありますが、こちら
smallsteps.govというアメリカの政府系機関の広告です。

個人の生活、そして世界の人々の生活をよりよいものにするために、
Small Step(小さな一歩)を踏み出そう、という
メッセージなのですが、

ダイエットも小さな一歩から始めても
やがて大きな変化が訪れる(=痩せる)

つまり世の中で起きている不幸なことも
私達が一歩ずつ踏み出せば、いずれは変えることが
可能になる、

という希望に満ちたメッセージが隠されています。

 

この広告を一目見ただけでは、誰もそんなことは考えません。

しかし、この太ったお腹のインパクトに目を惹かれて
よく読んでみると、笑える文章が書いてある。


そこで見る人は何の広告なのか気になるので、
下の小さい文章もよく読んでみるわけです。

政府系機関の広告にも関わらず
非常に発想がユニークであり、人がどのような順序で
この広告を見るのか、ということを

よく考えてつくられた素晴らしい広告です。

 

応用方法としては、一目で何のセールスか分かる広告を
つくるのではなく、

「はて、これは一体何の広告だろうか?」

という興味性を引き立たせるような広告にすると、
見る人がじっくりと広告を読む確率が高まり、

最終的に伝えたいメッセージが到達する可能性が高まるのです。

つまり、急がば回れ、ということです。

いきなり売り込みをするのではなく、
最初は無料で商品を提供するなど、

ステップを組んで、段階的にセールスをかけるということ、
絶対に使って欲しいセールス方法ですね。

About ヒルトル フィリップ 太郎

1985年生まれ 東京都出身 旅行好きなドイツ人の父と日本人の芸術家の母の間に生まれ、幼少時はもとより母親の胎内にいるときから世界中を旅する。 小学校時代を香港で過ごし、その後日本に帰国。 国際基督教大学(ICU)で言語学を学ぶ。 大学卒業後は父の国であるドイツに語学を学ぶために1年間留学する。 同時にヨーロッパ11カ国を旅し、様々な人間に出会い、時には 危険な目に遭いながら世界の見聞を広める。 帰国後、将来の目標が定まらずニート化しかけていたところを 平秀信と出会い、その卓越した語学力を買われ、 株式会社インプロビックに入社する。 日本語はもちろん、英語、ドイツ語の3ヶ国語を流暢に操る。 その語学力とインプロビックで日々学んでいるマーケティング 知識を融合し、日々世界中から新しいビジネスアイデアを輸入、 さらに海外のウェブサイト、オフライン広告、キャッチコピー などを徹底的に収集し、それを国内のビジネスに生かすコンテンツの 作成、セミナーの開催を行っている。 趣味は楽器演奏、映画鑑賞、読書、旅行など多岐にわたり 常に幅広い分野からの刺激を受け、そこから新たなビジネス アイデアを生み出している。 夢は、まだ世界に知られていない日本の音楽や映画などの文化を 世界中の多くの人に広めること。